スタティック・ストレッチとダイナミック・ストレッチを使い分けよう

皆さんはきちんとストレッチをしていますか?

私もジムに通っているのですが、たまに他の利用者さんを観察チラ見していると来たばかりだけどストレッチをせずにいきなりバーベルを使ったベンチプレスやスクワットといった激しいトレーニングをしている人が多々います。

他人ながら怪我が怖いなーと心配しています(汗)

ストレッチをし関節の可動域を広げることは怪我の防止にもつながるので個人的にはやったほうが良いと思っています。

ということで今回はスタティック・ストレッチとダイナミック・ストレッチの2種類のストレッチについてお伝えしていきます。

2種類のストレッチを使い分ける

スタティック・ストレッチとは

リラックスした状態で筋肉を一定方向にゆっくりと伸ばすストレッチのことを「スタティック・ストレッチ」といいます。

筋肉は急激に伸ばすと反射的に筋肉が収縮する「伸張反射」が起きます。この伸張反射を防ぐためにスタティック・ストレッチは徐々にゆっくりおこないます。

特にスタティック・ストレッチは入浴中やお風呂上りにするのがおすすめで、身体が温まった状態でおこなうことで無理なく筋肉を伸ばすことができ効果的です。

また運動後のクールダウンにも向いています。

ダイナミック・ストレッチとは

腕や脚を大きく回し、動いて関節の可動域を広げ筋肉をほぐすストレッチのことを「ダイナミック・ストレッチ」といいます。

メジャーリーガーの前田健太選手がおこなうマエケン体操もダイナミック・ストレッチです。

血液の循環を促進し、身体が温まりやすいのでウォーミングアップにも最適であり、神経の仕組みによってスタティック・ストレッチに比べ筋肉が脱力しやすいという特徴もあります。

スタティック・ストレッチを運動前にするのはダメ?

よく運動前にストレッチをするべきか、ということで議論になっていますよね。

結論から言うと20~30秒ほどのスタティック・ストレッチでは問題ないが、数分に及ぶスタティック・ストレッチをおこなうと45分間ほど30%の筋力低下が起きるという研究結果があります。

そのため、高いパフォーマンスを発揮したい場面ではスタティック・ストレッチをじっくりとおこなうのは控え、運動後のクールダウンとしておこなうのがよいかと思います。

まとめ

スタティック・ストレッチもダイナミック・ストレッチもどちらも筋肉の余分な緊張を取り除き、関節の可動域を広げることを目的としています。

それぞれ得意なこと、苦手なことがありますので自分の目的に合わせて2種類のストレッチを使い分けてみてくださいね♪